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眞田レンジャー 瀬田川のオオバナミズキンバイ除去活動
最終更新日 2017.06.24 15:07
瀬田川流域クリーン作戦として、瀬田川にてオオバナミズキンバイの除去作業が行われましたので、眞田レンジャーが状況を見学しました。
(今回は漁船からの作業のため、まずは陸上から状況を見学したり、現場の方のお話を聞きました。)

漁協の方やNPO、滋賀県など総勢80名ほどが、漁船に分乗して瀬田川で問題になっている特定外来種のオオバナミズキンバイを駆除しました。
今回は、瀬田川のJR橋近辺から唐橋公園、石山寺向かい側の左岸あたりの範囲を集中して駆除を行い、約10t分のオオバナミズキンバイを除去しました。


ダイバーの方が水中からオオバナミズキンバイを根元から持ち上げ、それを漁船に積みます。非常に大変な作業です。

オオバナミズキンバイは、根こそぎ取らないと再び出てきますし、ちぎれた部分からも再生します。また根は絡み合い川底でマット状になり陸地へ這うと共に水面にも広がっていくようです。琵琶湖では、赤野井湾で確認され広がり、瀬田川でも広がり、それが京都や大阪へも広がりを見せており、琵琶湖淀川水系の外来種問題では喫緊の課題となっています。


漁船に満載して運びます。


運ばれたオオバナミズキンバイは嵩を減らすため、仮置きされ焼却処分されます。(堆肥化できればいいのですが、少しでも残るとそれが再生して、新たに分布を広げる結果になります。)

刈り取り前(ビフォア)
刈り取り後(アフター)


少し上流の琵琶湖漕艇場周辺です。まだまだ繁茂しています。瀬田川の至る所で増えている状況です。

瀬田川にかかわる人たちをつなげ、ラポール(信頼)関係をつくっていくことを目標に活動している眞田レンジャーとしても、瀬田川の課題を知り、漁業の人たちの想いや行政課題などを聞き、体験し、これからの活動につなげていきます。

オオバナミズキンバイ駆除の様子
リンクの動画は駆除中の様子です。ダイバーさんが肩まで使って水に入りオオバナミズキンバイ群落へ入り、根こそぎ取るため腰をかがめて、まるで地球を持ち上げるような状況の中作業をされていました。さらに除去中に千切れたオオバナミズキンバイは網ですくい集め拡散しないようにし、根っこをカマで掘り起こしたり、時には水中ジェットポンプで底泥を流し飛ばして、再生しないように重労働をされていました。

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